いしたにーさんのあらよーっと!

株式会社ネクストセンセーション、代表のいしたにーさんがおくる、アレヤコレヤエンヤコラ。あらよーっと!

おばあちゃんナデナデ。

こんにちは。


3月は怒涛の忙しさです。
年間でバランス良くお仕事したい!

フィルハーモニー
指揮者の方も言うてました。

コロナで活動できない時は暇だけど、
動き出したらそこに集中するから、
もう大変。と。


ほんまですわ…。


とはいえ楽しいことしか
やらないので、日々楽しいので
問題なし!

みなさんはいかがお過ごしでしょうか?




さて、先日熊本へGO!
のお話をさせて頂きましたが、
その熊本で事件が。


大阪から岐阜へ撮影のため、
車移動したのち、
新大阪から熊本まで新幹線にて
大移動したのちの現場でして、

これがまた動線が迷路なホールでして、
歩く歩く。

くたくたになった僕は
マッサージを探すも、
時間と予約が取れずやむなく断念…。


とホテルの部屋で泣きじゃくっていたところ、
ふとパンフレットが目に止まる。


24時まで受付、
マッサージ30分3650円。


こ、これは!

ホテルのマッサージではないか!!

と、部屋の電話を手に取り、
コールナンバーを押しかけたところで、
ふとその手を止めた。


ただいま23時半。
受付は24時まで。


閉店間際の客はたいていウザがられる。


悩んだ末に、
大浴場朝へ行くふりをして
マッサージしてるとこを偵察!



満員。


しかし体の悲鳴が、
『いけ、勇気を出すんだ!』
と、叫んでいる。
叫んではいないけど。


勇気を振り絞って、
最終の予約って、まだいけますか?
無理なら大丈夫なので…。
I said!!


she said!
あー、あー、あー、
どしましょっか?
えー、えー、えー、
どします?

いや、聞いてるのはこちらなんだが…。


などやりとりがあり、
12時半からの30分コースを
予約ゲット!


11階のお部屋わかりますー?
she said!


初めてなもんで…
I said!



どうやらこのマッサージ部屋とは
別のお部屋で施術してくれるらしい。


なぜだ?

これはいかがわしい交渉があるのか?


少しの時間、大浴場に行き湯船に浸かり、
置いてある漫画を読むなどして、
いよいよ待ちに待ったマッサージタイム!


そんなウキウキを顔には出さず、
仕事に疲れ切った
やり手ビジネスメンを装い、
軽くため息などをつきながら
受付へ。


ではご案内しますね!
おばあちゃん said!


あ、はい。


まさか、この小柄なおばあちゃんが
僕のガチガチの体を
押すつもりなのか?


否、そんなはず、あるわけない!
絶対無理だ。


ともすれば志村けんさんの
ひーちゃんコントのようになる。



危険だ。



とはいえ確認するのも憚られる。



どうしたものか。



と考えてる間にお部屋に到着。



扉が開いており、
通常のベッドなどはなく、
施術ベッドが一台。



おお、なんでわざわざ…。


これは交渉があるのか…。


お互いのためドアは
開けっぱなしで。頼む!
please!!


その念が通じたのか、
ドア開けときますねー。
おばあちゃんsaid!



いや、実はここまでの案内人で、
施術は別の人が。


なんて期待をよそに、

はい、うつ伏せで寝てくださいね〜。
おばあちゃんsaid.



大人しく言うことに従い、
うつ伏せで寝る。


それじゃあ、しゃんじっぷんコース、
よろしくお願いします〜。
おばあちゃんsaid.



よ、よろしくお願いします。



どこがお疲れですか?
おばあちゃんsaid.


腰から足にかけて…。


はい、わかりました〜。



と言い、足の裏をツンツン。


きっと押してるのだろうが、
体感的にはツンツン…。


そして足の指をクリクリ。



これは小学校の時、
プールに入る前にやったやつだ!
な、懐かしい…。



そしてしばらく足の裏が続き、
いつ腰にたどり着くのだろう…。



その時、
おばあちゃんsaid!


お力加減、いかがですか?
もっと強くしましょうか〜?


まじか!


おばあちゃん、
まだ本気じゃなかったんだね!


しかし、ここで無理を言うわけにもいかない。
相手はおばあちゃん。


ここは紳士的に、

あ、無理のない程度で、
強めでお願いしたいです。
I said.



はぁーい。



よし、おばあちゃん、
頼みます!!




その思い虚しく、
ふくらはぎをナデナデ。
ナデナデ。
ナデナデ。
ナデナデ。



あゝ
3650円。



疲労が溜まっていたためここで
記憶が途切れる。




そしてどのくらいの時が流れたのだろう?



目が覚めると、
お尻から腰にかけて、
ナデナデ。
ナデナデ。
ナデナデ。
ナデナデ。



もう、押してすらない。



ナデナデ。
ナデナデ。
ナデナデ。
ナデナデ。



僕が眠っていると思ってるのか。



ナデナデ。
ナデナデ。
ナデナデ。
ナデナデ。



このままでは
お互いやった感がないまま
終わってしまう!


と思ったので少しコミュニケーションを
とってみた。




夜遅くにすみませんね〜。
何時からやってるんですか?
I said.



はい〜?あたしゃ、20時、
夜の8時ごろです〜。
おばあちゃんsaid.



あぁ…。
そんな働いてないやん。



いやぁ、大変ですね〜を
スタンバイしていたが、
キャンセル。




もうこれはダメだ。




諦めよう。



と、このやりとりの間も、



ナデナデ。
ナデナデ。
ナデナデ。
ナデナデ。





そして無情にも電子音が30分を告げる。




はぁい、お疲れ様でしたぁ〜
おばあちゃんsaid.



ありがとうございました。
I said.





敗北。






翌朝チェックアウトカンターで
3650円を支払う僕。
悔しい。
その分ネタにして、
笑いを取ろう!
切り替えだ!
よしっ!




しかし、

おばあちゃんナデナデ、

そんなにウケませんでした。




そんな僕の心を
ナデナデしてあげたい。



あらよーっと!!!