いしたにーさんのあらよーっと!

株式会社ネクストセンセーション、代表のいしたにーさんがおくる、アレヤコレヤエンヤコラ。あらよーっと!

タイムカプセル

皆さんこんにちは。

 

 

ちょっと前に祖母が亡くなり、

住んでいた家をどうするか、

母と叔父で話し合った結果売り出してみることに

なったらしい。

 

 

私としては残してほしいと思っていたが

管理できるか?

ということを考えるとなかなか難しく

その判断は仕方ないかなぁとも思う。

 

 

鳥取の大山の麓にある平屋、

1部2階建ての古い住宅。

敷地もまぁまぁあるので、

デザイナーやものづくりをする人に

使ってもらえるようリノベして。。。

なんてことも思い描いた。

 

 

でも、駅からも距離があるし電車だって

ほとんど走っていない。

近くのコンビニも遠いし自販機ですら

記憶にある限りでは、ない。

 

 

逆に言えば自然に恵まれている。

ということは間違いなく言える。

 

 

高速入り口は近いので、

車移動出来る人にとっては悪くない。

野菜も美味しいし、米子方面の境まで行くと

新鮮な海の幸が堪能できる。

 

 

とは言えここでそういった場所を開き、

管理、マネタイズ出来るとは考えにくいし、

何より今までお世話になった近隣の人達も

知らない人たちが出入りすることに

不安を感じると思う。

 

 

といったわけで手放すのですが、

ここで一つ問題が。

 

 

タイムカプセル。

 

 

私が小学生のころ、家族揃って帰省していたとき、

祖父、祖母も健在だったが、

兄がこれから先あまり帰省しない、

高校にあがるか部活が忙しくなるか、

なんかそんな理由だったかな。

そんなことで、タイムカプセルを埋めようと思い、準備をし、埋めたのです。

 

 

その頃の記憶が曖昧で、

そんな先のことなど想像せず、

「今」を残すことに夢中だったのかもしれません。

 

 

祖父に四角い缶の箱をもらい、

なにか入れるものはないか尋ねた私に、

祖父はヘビースモーカーだったため、

JOKERというタバコと、

開けた時に吸えるようにとタバコを入れてくれた。

 

 

私は手紙を入れ、その他の記憶は無い。

 

 

缶の箱はビニールで巻き、埋めた。

 

 

埋めた場所に目印をしとけばよかったと

掘り起こす際、痛感する。

 

 

埋めた時は先程も言った通り、

そんなに先のことは考えて無く、

祖父が亡くなった時などに

掘り起こすことを祖母に提案するも、

庭を荒らしてほしくないということで

断られ続けた。

 

 

僕と祖父以外にはタイムカプセルに対しての

思いなんてないのである。

 

 

そして父がなくなった時、

優しかった父はなにか入れていたかもと思い、

再度祖母に提案するも同じ理由で断念。

 

 

そして祖母が亡くなり、

タイムカプセルを掘りおこせると思っていたが、

私が独立起業したことも有り、

しばらく放置していた。

 

 

そして今回の売り渡しの話が出たので、

いよいよ掘り起こすことになった。

 

 

こういう経験はなかなかできない。

ということも有り息子も連れて

家族で行くことにした。

 

 

帰省する時はいつものルーティンとして、

父方のお墓参りに行き、

美味しい海鮮を食べる。

そんな事をして、

気楽な気持ちで掘り起こしに向かう。

時間は午後2時位。

 

 

さて、いざ掘るのだが、

当時の記憶を呼び覚まし、広い庭を見渡し、

祖父の部屋の前か、祖母の部屋の前か、

その隣か・・・

 

 

なかなか記憶が曖昧で、

あの時なぜ目印を決めておかなかったのか。

本当に悔やまれた。

 

 

息子は中3なので体力も頼れるので、

一緒にひたすら掘る。

が、見つからず。。。

 

 

あの頃の自分に言ってやりたい。

目印は大事だぞと。

 

 

諦めも肝心。

金属探知機がないとだめだなぁ。

なんてことを考えながら、

汗だくになったのと、

疲労回復を求め皆生温泉に向かい、

ゆっくり帰路につく。

 

 

という感じで、結局見つかりませんでした。

 

 

となるのは負けた感じがして絶対嫌な私は

 

 

リベンジを誓うのであった。。。