いしたにーさんのあらよーっと!

株式会社ネクストセンセーション、代表のいしたにーさんがおくる、アレヤコレヤエンヤコラ。あらよーっと!

お急ぎのところ、ご利用の皆様にはご迷惑をおかけしております。

こんにちは。

寒い日が続きますが、
そろそろ暖かくなるそうですよ。
しらんけど。




今日はマンションの電気の点検だかで
停電するらしいのです。
ふむふむ。
停電時間は約1時間。
とか言いながらほんとは30分ほどな事を
僕は知っているのだ。


少し長めに予定時間を伝えておくことにより、
お!?おもてたより早いやん効果を生む
作戦なのだろうが、
そんなことはお見通し。


だがしかし、
停電になるとテレビはもとよりパソコンはバッテリー駆動、
マンションなもんでトイレも水が上がらず…
パソコン作業か読書でもするか、
猫を撫で回すか。いや、猫も迷惑。


そこで考え出されたのが、
停電になる前に家を出る作戦!!


全てのことを逆算し、
朝シャン、ドライヤー、コーヒーを沸かす。
などなどテキパキこなして、
なんとか停電開始ギリギリに家を出る事に成功!




僕の勝ちだ!
勝利を祝うかのような晴天。
とても清々しい。




優雅にエレベーターのボタンをポチッとな。
ん、ん、ん…
階数表示が暗い。




そこには、停電のためエレベーターの使用が
できません。ごめんなさい的な貼り紙が。
もちろん二度見。


エレベーターは電気で動いてる。
確かにそうだ。
魁!!男塾の塾生が
日々鍛錬で動かしている訳ではない。


くそ…勝利を与えたと見せかけて、
最後にやってくる停電め。


仕方なく階段で一階まで降りる。
軽く目が回り、とても不快な気持ちになりながら
駅まで歩いて行く。




まぁ、停電には負けたが、
天気もいいし、追い風で歩くのは気持ちいいなぁ。


なんて呑気に歩いていたら、
駅のホームに特急電車が停車している。


嫌な予感、そう、最寄駅は普通電車しか
停車しない、快速、新快速はもとより特急なんて
止まるはずもない駅。


駅に流れるアナウンスでは、
えらい先の方でビニールが
架線に引っかかっているため…。


風で飛んだのだろうが、
ビニールの持ち主はどの程度の
お仕置きなんだろうか。


感覚的にはホント迷惑なので
毎日乗るエレベータが各階停車!
くらいは最低でもなってほしいくらい
呪う。ナムナム…。




しばらくするとその特急が出て行き、
さらに長い待ち時間の後やってきたのは
快速。
全く快適ではない速さの
快速。


すると、ホームの椅子に座っていたおばあさんが、
やっと来たねーと言わんばかりの背伸びをし、
電車に向かう。


おばあさん!それは快速だよ!


そう心で呟く僕の声など届くはずもなく、
おばあさんは快速電車に近づく。


快速電車はスピードを低速に。


よし、停車した!


おばさんの立ち位置に
ちょうど車掌さんの位置がマッチング。


が!扉は開かない。


そう、ここは普通電車の停車駅!


おばあさんはドア横のボタンを押してみる。
それを見つめる車掌、ドアは開かない。


何かの間違いかと車掌を見つめるおばあさん、
なんの間違いでもないと目を逸らす車掌さん。


寒空の中、長時間待ってるお年寄りを、
車内には入れてくれないものかと見つめる
おばあさん。


絶対何もやりとりしていないに
無線のマイクを持ち視線を逸らし続ける車掌さん。


この無言の攻防が数分間繰り広げられ、
快速電車動きますー。のアナウンス。
車掌さん、安堵なのか申し訳ないのか
全くわからない表情。


この戦いに勝者はいたのだろうか。


鉄道に詳しい方、
ダイヤが乱れている際、
快速電車が普通電車のみが停車する駅で
停止した場合、乗客を乗せられない理由、
教えてください!!




そして乗れなかったおばあさん。


また僕の前の椅子に戻ってきて、
聞き取れない小さな声で何かを呟やいている。


聞き取れないので聞かないようにしますが、
多分呪いの言葉だろう。


車掌さんに対してなのか、
ルールを決めた人に対してなのか、
鉄道会社に対してなのか、
今日予定を入れた自分に対してか、
ビニール飛ばしたやつに対してなのか、
わかりませんが、呪ってました。たぶん。
もちろんしらんけど。


その後またしばらく待たされて、
やっと普通電車がやってきました。


おばあさんも無事に乗れて、
暖かい車内に安堵の表情。


さっきまでの呪いの顔とは全然違う。


女性ってこわい。


電車に乗れたのだけど、ここでまた人間模様が。


寒くなる地域を走る電車には、
手動でドアを開閉できるボタンが
出入り口についているのですが、
駅到着後、一旦全てのドアを車掌さんが開く、


で、乗客が乗車したらボタンを押して
閉めるシステム。
最後に乗車した人がボタンを押すだけ。
車内アナウンスでも説明がされてる。


大学生くらいの男性が
お、電車めっちゃ遅れてるけど、
なんかタイミングよく来たわ、
ラッキ~みたいな薄ら笑いでライドオン。
空いてる席にタッチダウン


ん?なんでみんな俺のことみてんの~?
このダメージ加工のパンツ?
ナイキの新しいスニーカー?
それともこのイケメン…
と思ってるかのような表情で
しれっとスマホにロックオン。


お前は絶対お店で椅子なおさないタイプ!
お前は絶対便座の蓋を閉めないタイプ!
お前は絶対店員にタメ口使うタイプ!
お前は絶対彼女と別れるとき揉めるタイプ!
お前は・・・


取り乱しました。


と、そんなことを思いつつ、
僕はスノボでガンガン筋肉痛の
重い腰を上げ、
扉を締めに行こうとしたところ、
隣りに座っていた高校生らしき
二人組のうちの一人、
スマホに夢中な神木隆之介
ストレートヘア君が、
なんとスマホから目を離さず、
ノールック閉めるボタン押しに席を立った。


なんと素晴らしい青年。
君はもう、ほぼ神木隆之介
なんなら神、神木!


そのスマートな所作に
昔の自分を重ね合わせ、
そういや僕も高校時代は堂本光一、、、


ファンの方々にジャンピング土下座。


元の席に戻り座るほぼ神木隆之介に、
僕はすかさず、『ありがとうね』
と言うと、なんと!
神木は
『てへ。』


おおお~~!!!親の顔が見てみたい!
どうやったらこんな
可愛らしいリアクションができる様に育つんだ!
カリスマ神木!!


などと言う心の叫びは聞こえるはずもなく、
彼はスマホで女児が馬になって
走るやつをやってました。
ドSかよ。


ところで僕は2655文字も
一体何を書いているんだろう。


そう、実は必死にオチを探しています。


お急ぎのところ、
ご利用の皆様には
ご迷惑をおかけしております。


どなたか僕のオチを
見かけませんでしたでしょうか?

てへへ。



あらよ~っと!!!